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こんなときにブログの更新もなんだけれど、いてもたってもいられないので。
細かいことも詳しいことも、テレビやラジオでひたすら報道されているから、割愛します。
僕なんか全然大したことないものだったけど、ここはあえて僕の感じたことを書こうと思います。
「東北地方太平洋沖地震」。
僕は運転中の車内で体験した。
なんとか大パニックにはならずに車を停めて、しばらく茫然としてました。
こんなこと言いたかないけど、正直一瞬覚悟した。
揺れがおさまってから、余震の中家まで車を走らせました。
とても怖かったけど、なんとか家に帰りたくて。
なんでだろう、とにかくそこではないどこかへ行きたくなった。
途中、信号がほとんど消えていて、交差点はかなりこわかった。
そんな中、不謹慎かもしてないけど、僕はあることに感動した。
信号が付いていない交差点で、ほとんどの人が一台ずつ道を譲りあって通行していた。
だれもそんなこと指示していないのに、自主的に譲り合って。
あんな状態で運転していると、心臓がドキドキするし、いつ次の余震があるかわからなくて、泣きそうになる。冷静でいるのは本当に難しい。
そんななか、みんながお互いに協力するって、当たり前のようでなかなかできないんじゃないのかな。
いいか悪いかは別として、揺れが収まった瞬間、みんなが携帯電話をとりだして、大切な人と連絡をとろうとしていた。
なんだかそんな姿を見て、僕はすこし冷静になれた。
それと音楽。ラジオを聴いていると、次々と死者や被災の情報が伝わってきて、冷静さを欠いてしまうから、なんでもいいから少し音楽を聞きたくて、入っているCDをかけた。
流れてきたのは「What A Wonderful World」。少々出来過ぎな感じもするけど、カーステレオにはLouis Armstrongのベスト盤が入っていた。
あのしゃがれた声が聞こえてきたとき、なんだかとても落ち着いた。
何だか暗い気分に、少しでも明るい風穴をあけてくれたサッチモの声。
海外でも心配している人が本当に多いそうだ。
なんとかそういう小さい光を一個一個手繰り寄せて、一刻も早く大きな光を灯したい。
This Little Light Of Mine, I'm(We're) Gonna Let It Shine.