茶店Carpentersを聴いている。
雨が降るとなんだか、聴きたくなるのが不思議だ。

昔みたハゲとデブが旅をするコメディー映画で、
彼等が車の中でラジオのチャンネル権争いをするシーンがあった。
「そんなオカマみたいな曲きけるか!」とか、
「最低の趣味だな」とか、
お互いの選曲にいちいちケチをつけながらチャンネルを回し続ける。
あるチャンネルを回したとき、
CarpentersのSuperstarが流れ始める。
「こんな、女々しい曲がいいのか?」
「お前みたいなオカマ野郎はこーゆーのが好きなんだろ?とめはしないがな。」
そんなやりとりの末、2人とも沈黙....
そのままトンネルに入る。
そこでパッとシーンが変わり、トンネルを抜けると2人が号泣しながらサビ「Don't you remember you told me you love me baby!」を歌っている。
そこでおもわず噴き出すわけなんだけれど、ぼくはそのシーンがとても好きだ。
この曲の、静かに始まり、サビで感情が爆発する構成にもとてもあっているし、
なによりも、昔恋をした人の曲を今はただラジオで聴いている、愛してるっていったじゃない!!という歌詞の世界観に共感する中年男2人がとても微笑ましい。
なんて映画だったかなー。俳優もタイトルも覚えてないけど、また観たいなぁ。

そんなわけで、喫茶店で思わずサビを熱唱したくなる。
今日は原宿でバスキング演奏!
雨、やむといいなぁ。